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北朝鮮から解放された米市民の父がオバマ政権の対応を非難

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<引用元:ワシントン・フリー・ビーコン 2017.6.15>(抄訳)

北朝鮮での拘留から解放されたオットー・ウォームビアの家族は、2016年1月に拘留された息子に対するオバマ政権の対応を非難し、今週解放されたのは少なくとも一つにはトランプ政権のおかげだと評価した。

Fred Warmbier, father of Otto Warmbier / Getty Images

フレッド・ウォームビアは木曜日に、彼ら家族はオバマ政権の助言に従ってメディアの注目を浴びないようにして目立たないように努めたが「何の結果も得られなかった」と述べた。

彼はそれからトランプ政権の取り組みに感謝の意を表した。

「彼が私達のオットーを家に帰してくれました」と彼は息子が卒業した南オハイオのワイオミング高校での記者会見で記者たちに述べた。

オバマ前大統領とその国務省のチームにもっとできることがあったかどうかとの質問を受けて、ウォームビアは答えた。「結果を見れば自ずと明らかです」

ウォームビアはまた、息子の昏睡状態が収監中に患ったものだとの北朝鮮政府の説明を信じないと述べた。

その理由が何であろうと、北朝鮮は息子の症状について何も知らせることはなかったとウォームビアは語った。

「15カ月間オットーに関して一言の知らせもありませんでした。北朝鮮政府が、息子がほとんどの時間昏睡状態にあると知らせたのは、ほんの1週間前のことでした」と彼は述べた。

「私達は信じていませんが、たとえ彼らの言うボツリヌス菌と睡眠薬が昏睡状態の原因だと信じたとしても、彼の状況を秘密にして、それほどの長い間最高の医療を受けさせないでおいたことはどのような文明国でも弁明できないことです」と彼は述べた。

木曜日早朝、北朝鮮は沈黙を破ってバージニア大学の22歳の学生、ウォームビアの解放を発表したが、彼は今昏睡状態にある。平壌の政府からは彼が人道的な理由で解放されるとの短い報告があった。

ロブ・ポートマン議員(共和党、オハイオ州)は、ウォームビア家と緊密に彼らの息子の解放のために動いてきた。彼は、オットーが少なくとも15カ月の間昏睡状態にあったことが分かる唯一の理由は、「北朝鮮が更に2人のアメリカ人を拘留し、彼らがすべての拘留者に関する潜在的な通信手段について話すことに関心を持っていたからだ」と述べた。

国務省のヘザー・ノーアート報道官は、木曜日、ウォームビアの解放のためのトランプ政権の努力について改めて詳細を明らかにした。レックス・ティラーソン国務長官は2月に、北朝鮮で拘留されているアメリカ人についてトランプに報告したと彼女は述べた。

その時「大統領は、北朝鮮に拘束されているアメリカ市民を解放するためにあらゆる適切な手段を取るように国務長官に指示し、国務長官が取り組みを開始し、定期的に大統領に新しい情報を報告していた」と彼女は述べた。

3月に国務省の北朝鮮政策担当特別代表のジョー・ユンは、拘束されているアメリカ市民について話し合うためのノルウェーでの会議の最後に、北朝鮮外務省の高官と会談した。6月6日、ユンはニューヨークに赴き北朝鮮の外交官と会談した。その会談後、ティラーソンはユンにウォームビアの解放の交渉をするために北朝鮮を訪問することを承認し、彼は6月12日に実行したのだった。

「数時間の話し合いの後、北朝鮮は彼を解放することに同意しました。ウォームビア氏が北朝鮮から帰国するための準備は直ちに整えられました」と彼女は述べた。

「3名のアメリカ人がまだ北朝鮮に拘束されています。私達は彼らが帰国できることを願っています」と彼女は述べ、世界のパートナー、とりわけスウェーデン政府当局者の「ウォームビア氏を支援するためのたゆみのない努力」に感謝の意を表した。

ノーアートは、ウォームビアを解放するために行われた話し合いは、アメリカ人を取り戻すための交渉や身代金の支払には応じないというアメリカの方針を変えるということではないと強調した。

「交渉とは何らかの見返りと交換に何かを引き渡すという意味ですが、これは交渉ではありませんでした。これは・・・」

彼女はウォームビアの解放の実現のために国務省で何が変わったのかについて答えることを避け、領事館員がこの問題と昨年拘束されたアメリカ人を含む他の問題についても「非常に懸念」していたことに言及した。

トランプがオバマと違って何をしたのかと言う質問に対して、彼女は「大統領は就任後間もなくこれは優先事項となると語られ、国務長官にこれを実行することを委任されたことを知っています。しかしそれ以上のことについては、お話しすることはできません」と答えた。

 

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