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ロシアDNCハッキング疑惑で誰もが無視している5つのこと=クラウドストライク社

投稿日:2017年6月25日

<引用元:デイリー・コーラー 2017.6.24>

民主党と主要マスコミは、ドナルド・トランプの選挙結果がロシアのハッキングに大きな影響を受けたという話にますます夢中になっている。

その話は2つのハッキング事件を中心としたものであり、それは民主党全国大会中の厄介なメールのやり取りが公開されることになったDNC(民主党全国委員会)のサーバーのハッキングと、クリントン陣営にとって複数の厄介な事態を招いた2016年10月のジョン・ポデスタのメールのハッキングだ。その両方がロシアによるものだとされている。

ロシアの話は、バラク・オバマ前大統領がロシアに「制裁」を加えようとする試みを取り巻く報道の後で再び注目を集めた。

しかしながら、ロシアによるDNCのサーバーへの侵入については未だに疑惑の雲が立ち込めている。

DNCのサーバー侵入の背後にロシアがいるとする分析は、米国政府によって実施されたものではなく、クラウドストライクというセキュリティ団体によるものであった。

クラウドストライクによる2016年6月のブログ記事、“Bears in the Midst: Intrusion into the Democratic National Committee”によると、クラウドストライクがこの主張の単独の情報源であり、それに基づいてDNCはロシアのハッキングであると訴えているのだ。

以下はクラウドストライクについて主要マスコミが無視している5つの重要なポイントだ。

1.オバマは、2016年6月のDNCに対するロシアのハッキング記事の2カ月前にクラウドストライクを管理ポストに任命している

ロシアの陰謀を主張する6月の記事の2カ月前、2016年4月に、バラク・オバマ前大統領は、クラウドストライクの相談役で危機管理担当役員のスティーヴン・シャビンスをサイバーセキュリティ強化委員に任命していた

クラウドストライクの共同創始者のジョージ・カーツは当時、「スティーヴと他の委員がこの重要な取り組みに成功することを祈ります。これらの問題に対する彼らの献身的で思慮に満ちた指導力は、私たちが直面している現実のセキュリティ・リスクを減らす上に、革新と技術の恩恵を推進するための大きな可能性を秘めています」と述べた

 

2.FBIはDNCのサーバーを全く調査せず、クラウドストライクだけが調査を実施した

私たちの知る限りでは、FBIはロシアがハッキングしたとされているDNCのサーバーを未だに調査していない

これまでサーバーをハッキングしたのが誰なのかについての裏付けもセカンド・オピニオンもなかった。この主張の発信元はクラウドストライクだけであり、DailyMail.comによると、彼らは2016年5月5日にDNCのシステムの監視を開始していた。

またDNCはクラウドストライクに対して16万8千ドルを支払ったと言われている。

 

3.コミーは、FBIがサーバーの調査を求めたとするDNCの話を否定した

DNCは1月に、FBIが彼らのハッキングされたサーバーを全く調査しなかった理由は単純にFBIが要求しなかったからだと主張していた。更にDNCのエリック・ウォーカー広報副部長は、「DNCはFBIのサイバー部門とそのワシントン(DC)支局、そして連邦検事局の代表者と何度か話し合いの場を持ち、様々な協力要請に応えたが、FBIはDNCのサーバーへのアクセスを全く要求しなかった」とバズフィード・ニュースに電子メールで回答していた。

しかしながら、この主張はジェームズ・コミーFBI前長官が1月の上院情報委員会の公聴会で、DNCのサーバーを調査するための「複数の要求が異なるレベルで」行われたと証言したことで否定された。コミーは「評判の高い一般企業」(つまりクラウドストライクのことだが)がその代わりにサーバーにアクセスできたと述べていた。

FBI幹部は1月に「FBIはDNCに、サーバーに直接アクセスすることができるようにする必要があることを何度も繰り返し強調したが拒否された」とWIREDに対して語った

「これによってFBIは第三者の情報に頼るしか選択の余地がなかった。これらの行動が重大な遅れをもたらし、FBIが侵入事件に取り組むのを妨げた」

Slateのジョセフィン・ウルフは「アクセスを拒否されたか、単にそれを要求しなかったかにせよ、FBIは捜査の土台としてクラウドストライク社によって実施されたDNC侵入の分析を使用した。本当に何が起きたかについて誰が真実を述べているのかにかかわらず、この捜査について最も驚くべきことは、一般企業の捜査と特定がDNCとFBI双方によって十分なものと判断されたことだ」と指摘した

4.クラウドストライクの共同創業者はロシア強硬派団体の研究員であり、ジョージ・ソロスとウクライナの資産家とのつながりがある

クラウドストライクの共同創業者でCTOのドミトリ・アルペロヴィッチアトランティック・カウンシルの非常勤主任研究員である。

アトランティック・カウンシルはロシアに対する強硬派であり、どのようにして西側がロシアに対して「より厳しく」なり得るかロシアの政治的戦争に反撃する方法ロシアの反西側の侵略に応える方法といったレポートをこれまでに発表している。

他にも「ロシアから憎しみを込めて:中央ヨーロッパにおける暴力的な過激主義に対するクレムリンのサポート」や「ロシアのプロパガンダについて懸念すべき理由」といったタイトルの記事がある。

アトランティック・カウンシルによって発表されたある記事で、著者のスティーブン・ブランクは、ロシアはテロリズムよりもっと切迫した安全保障上の脅威であると主張している。

更にアトランティック・カウンシルはNATOによる資金援助を受けており、ロシアに対する強硬的な見方を強めている。

アトランティック・カウンシルは、億万長者の左翼活動家であるジョージ・ソロスのオープン・ソサエティ財団のプログラムである「オープン・ソサエティ・イニシアティブ・フォー・ヨーロッパ」の資金援助も受けている。

オープン・ソサエティ・イニシアティブ・フォー・ヨーロッパは、「移民の保護と包括的な政策を強化するイニシアティブを支持し、移民と難民とその子孫とシビル・ソサエティの支持者に、政策と社会変革を提唱する指導的役割と声を与える」と述べている

アトランティック・カウンシルはヴィクトル・ピンチューク財団の資金援助も受けている。

ピンチュークはウクライナの億万長者でクリントン財団に2500万ドルを提供したと報道されており、クリントンの広報担当者は彼女の国務長官時代に「スケジュールされたことはない」と否定していたにもかかわらず、2012年の国務長官時代にクリントンの自宅のディナーに招待されていた。

 

5.クラウドストライクはクリントン好きのグーグルの資金援助を受けている

最後にクラウドストライクは2015年にGoogle Capital( その後CapitalGにリブランド)による投資として1億ドルを受け取っていた

CapitalGはアルファベットの所有する会社で、アルファベット会長のエリック・シュミットは2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントンの支持者であった。2016年にウィキリークスで公開されたリークされたメールによれば、クリントンを支持するだけではなく、彼が2014年に選挙陣営での積極的役割を持つことを求めていたことが分かった。

ウォールストリート・ジャーナルによると、シュミットは「クリントン陣営の幹部に選挙運動の運営に対する助言を書いた長いメモを送った。2014年にクリントン陣営のジョン・ポデスタ会長から選挙陣営マネージャーのロビー・ムックに送られたメールによると、彼は陣営幹部に『喜んで資金を提供し、人材確保の助言を行う』と述べ、『明らかに外部顧問を引き受けたがっていた』」

そして2016年11月のポリティコの報道によると、シュミットは「個人的な立場でクリントンの活動に対する顧問として務め」、選挙の夜のパーティでは「スタッフ」のバッジを身に着けていたということだ。

またシュミットは、「グラウンドワーク」と呼ばれる新興企業に資金を出した。Quartzの記事、「エリック・シュミットの支援する新興企業が密かにヒラリー・クリントンをホワイトハウスに送るために活動中」の中で詳しく書かれている。

その記事によると「民主党の選挙陣営と技術者によると、グラウンドワークは、クリントンが選挙に勝つために必要な技術的才能のある人材を確保できるようにするための、シュミット(グーグルの親会社アルファベットの会長)による取り組みの1つである」ということだ。

その記事ではシュミットを「民主党で最も強力な献金者の1人」とも呼んでいる。

グーグルの資金と民主党の間には他のつながりもある。

グーグルの元商品管理部長のステファニー・ハノンは、2015年に退職してヒラリー・クリントンの2016年選挙のための最高技術責任者となった。

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