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反トランプ文書に関する議会捜査にFBI、司法省から激しい抵抗

投稿日:2017年10月12日

<引用元:FOXニュース 2017.10.11>

FOXニュースが議会記録を検証した結果、FBIと司法省は3月以来、疑惑のトランプ文書に関する情報を追求する下院情報委員会の要求をことごとく却下するか無視してきたことが分かった。

記録によると同委員会はその間8つの要求を行っており、それには召喚状も含まれている。

議会調査チームは「激しい抵抗」に会っているとデビン・ニューネス委員長(共和党、カリフォルニア)はFOXニュースに語った。

しかしニューネス氏は、国民の厳しい目と議会の圧力によってその問題の進展に拍車をかけることができると示唆しているようであった。「議会の監督責任に関する極めて重要な問題だ。いずれ必要とする情報を得られる方向に向かうことを期待している」とニューネス氏は述べた。

司法省のイアン・プライア報道官にコメントを求めると、「要求されたものには法執行上の極秘情報が含まれている。委員会と共同で作業してきており、我々の懸念に対処しつつ確実に必要な内容を得られることを目指してやり取りを行い、成果を上げてきている」と答えた。

FBIと司法省を率いているのはそれぞれトランプの任命したクリストファー・レイ長官とジェフ・セッションズ司法長官だ。しかし、それらの機関の当局者は文書の情報源、誰がその費用を負担したのか、そしてFBIが監視のための令状を取得するためにその真偽不明の文書を使用したのかについて情報提供することを拒んできた。文書は今年初め、そのみだらな内容と合わせて報道されたが、トランプ大統領と側近はそれを完全に否定した。議会調査チームはそれ以来文書の情報源を解明しようとしてきた。

問題に詳しい消息筋の話では、グレゴリー・ブラウワー元検事がFBIの議会問題担当の責任者としてそのような情報の管理者となっていると言われている。ブラウワー氏はジェームズ・コミーFBI元長官に近い人物だと言われており、コミー氏は解任される2カ月前の3月にブラウワー氏をその職位に任命していた。コミー氏とトランプ氏の関係が緊迫していた時期のことだ。消息筋によると、ブラウワー氏はロバート・モラーFBI元長官が主導する特別顧問の捜査を引き合いに出して要求を取り下げたと言われている。

ニューネス氏は2016年の大統領選挙の期間のロシアの干渉に対する広範な捜査から身を引いているが、今も情報委員会の委員長でありオバマ政権がトランプ関係者の「身元情報開示」を行ったことに加えて、この文書の情報についても強く求めている。

先週、上院情報委員会の有力者は文書についての彼らの捜査も障害に直面しているのだとFOXニュースに語っている。文書をまとめたのはクリストファー・スティールというイギリスの元情報部員であり、ワシントンDCの政敵調査会社フュージョンGPSの指示で行っていた。

「スティールの文書に関する限り、残念ながら委員会は行き詰まっている」とリチャード・バー委員長(共和党、ノースカロライナ)は説明した。「何度かスティール氏と連絡を取ることや面談することを試みた。副委員長と私が個人的なつながりを持つということも含めて。それらの申し出は受け入れられなかった。委員会は誰が費用を負担し、情報源とその下請けが誰なのかといったことを理解しないまま文書の信頼性を完全に判断することはできない」

上院司法委員会の共和党委員長、チャック・グラスリー氏は先週FBIに手紙を書き、文書とその用途に対する当局の対応に「重大な矛盾」があると記した。グラスリー氏は、名誉棄損の裁判記録によると、文書がスティール氏によってイギリス政府に渡っていたということを強調した。

「スティール氏の文書で主張している内容は、国外の情報機関が『確認した』もののようであり、フュージョン社がスティールから買ったのと同じ、またFBIがスティールから買おうとしていたと言われているのと同じ「調査」を単に繰り返したものではない」とグラスリー氏は書いた。

これまでにフュージョンGPSの創設者、グレン・シンプソンは、文書の情報源と報酬を議会捜査チームに明かしておらず、非公開の聴取中、上院司法委員会のメンバーからの質問にも回答を拒否した。

フュージョンGPSのジョシュア・レビィ弁護士にコメントを求めたが回答は得られなかった。

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