一般記事

米下院情報委員会メモ公開の公算大、民主党は反撃準備へ

投稿日:2018年1月29日

米下院情報委員会は1月18日、トランプ大統領のロシア疑惑捜査に関連して、司法省と捜査機関によるFISA(外国情報監視法)の乱用があったことを示すメモを下院内で公開したが、近く一般への公開が決定される公算が大きい。

ワシントン・エグザミナーのバイロン・ヨーク氏のオピニオン記事によると、下院情報委員会は29日午後5時(米国時間)に会議を開き、上述のメモの公開の是非を問う投票を行う。

同委員会は共和党が多数派であるため、公開が採択される可能性が高い。公開には大統領の承認が必要となるが、トランプ大統領はすでに公開の支持を表明している。

メモの公開に関しては18日の報道後、SNS上で#ReleaseTheMemoというハッシュタグで公開を訴える運動が活発になっていた。

デイリービーストの報道によると、メモにはジェームズ・コミーFBI元長官、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官、そしてアンドリュー・マッケイブFBI副長官の名前が記載されているとも言われている。

一方民主党はメモの信頼性について批判しており、ヨーク氏の記事によると民主党独自の見解によるメモを作成し公開しようとする動きもある。

また、司法省は安全保障上の観点から、機密情報を含むメモの公開に反対を表明しており、司法省とFBIの確認なしに公開することは「極めて無謀」だとする声明を出している。

投票が行われるのは日本時間で1月30日の朝となる。(訂正:当初トランプ大統領の一般教書演説もその頃行われると書いていましたが、正しくは、米国時間1/30夜で日本時間1/31となります)

ヨーク氏はオピニオン記事を次のように締めくくっている。

「戦いは継続する。メモに関しては今後72時間が決定的となるだろう。おそらく投票で公開が決まり、大統領が承認する。そして最も重要なことは人々が内容を評価、分析するということだ。一部の共和党が言っているような説明に見合うものだろうか?実際、公開によって国家安全保障が損なわれるのだろうか?非常に重要な週になりそうだ」

-一般記事
-, ,

関連記事

レイ長官、FBIはジョージ・フロイドの死を受けたデモにおける外国の影響力を注意深く調査中と明かす

<引用元:FOXニュース 2020.6.24> ジョージ・フロイドの逮捕中の死を受けた、時に暴力的な全国的な抗議に外国の関係者が影響を与えている可能性をFBIは「注意深く調査」している、とクリストファ …

民主党、メディア、情報機関関係者は揃ってトランプ陣営とロシアの癒着について「証拠なし」と結論

<引用元:ブライトバート・ニュース 2017.5.19> 飛び交う記事の見出しと非公開の議員の打ち合わせを見て、トランプ政権のホワイトハウスに問題が起きていると結論するのは難しい事ではない。 しかし、 …

FBI情報提供者の5千ページの証拠文書はウラニウム・ワン疑惑解明につながるのか

FBIの情報提供者、ウィリアム・キャンベル氏は、ロシアによる米国のウラン市場を独占しようとする計画に関する証拠を、6年間に渡って収集していた。ザ・ヒルはその5,000ページ以上の文書を検証し、新たな事 …

トランプ、民主党について「壊滅的な」文書を機密解除すると威嚇

<引用元:ニューヨーク・ポスト 2018.11.28> 28日、ニューヨーク・ポストとの広範に渡る単独インタビューの中で、トランプ大統領は、下院民主党が自身の政権への捜査―トランプ氏の言葉では「大統領 …

バー司法長官が衝撃証言、FISA不正関連の調査を明言

監察官によるFISA不正疑惑の捜査は数カ月以内に完了、捜査拡大の可能性も <引用元:ザ・ヒル 2019.4.9>ジョン・ソロモン氏による寄稿 注目を集める議会公聴会で困難な立場に立つと、どんな証人でも …

アーカイブ

@JpWelovetrump